この記事でわかること↓
そんな人も多い海外通販サイト「Temu(テム)」。
私自身も価格を見るたびに「えっ、この値段でいいの?」と驚いてしまいますが、その一方で気になるのが”商品の安全性”です。
実は2026年、韓国・ソウル市が実施した抜き打ち検査で、Temuを含む海外通販サイトの商品から、安全基準を大きく超える有害物質や思わぬ危険性が見つかりました。
さらにEUではTemuに約370億円もの制裁金が科されるなど、世界各国で安全対策が大きな課題となっています。
今回は、2026年最新の抜き打ち検査の結果と、日本での動きについてわかりやすくまとめました。
2026年7月、韓国・ソウル市はTemu、SHEIN、AliExpressなど海外通販サイトで販売されている子ども向け商品21点を抜き打ち検査しました。
その結果、5製品が韓国の安全基準を満たしていないことが判明しています。
約4分の1の商品に問題があったという結果は、決して軽視できるものではありません。
特に驚いたのが子ども用の靴です。
検査対象となった3製品のうち2製品から、「フタル酸系可塑剤」が検出されました。
しかも検出量は、安全基準の最大284.6倍。
フタル酸系可塑剤はプラスチックを柔らかくするために使われる物質。
ですが、一部には生殖機能への影響や発がん性が懸念されているものもあります。
もちろん、「検出=すぐ健康被害が起きる」というわけではありません。
ただ、小さな子どもが日常的に使う製品だからこそ、こうした結果は気になりますよね。
さらに別の商品では、小さな飾り部品が8個も簡単に外れる状態だったため、誤飲や窒息の危険性も指摘されています。
靴だけではありませんでした。
検査では、
といった問題も確認されています。
子ども向けの商品は「安いから」で選ぶのではなく、安全基準を満たしているかも大切なんだと改めて感じさせられる結果でした。
ソウル市は、これらの商品について各通販サイトへ販売停止を要請しています。
Temuへの厳しい目は韓国だけではありません。
2026年5月にはEU(欧州連合)がTemuに対して2億ユーロ(約370億円)という巨額の制裁金を科しました。
理由は、「違法・危険な商品の流通を十分に防げていない」と判断されたためです。
EUの調査では、
などが問題視されました。
価格だけでなく、安全管理体制そのものが問われた形となっています。
一方、日本では少し前向きな動きも見られます。
2026年1月30日、Temuは消費者庁が推進する「日本製品安全誓約」に署名しました。
さらに2026年には、品質保証体制へ約2億ドル(300億円超)を投資すると発表しています。
販売商品の審査体制や品質管理を強化し、安全性向上へ取り組む姿勢を示しています。
もちろん、投資したからすぐにすべての問題が解決するわけではありません。
ですが、これまで各国から指摘を受けた課題を改善しようとしている点は、ひとつの前向きな変化と言えるでしょう。
今回の検査結果を見ると、「Temuの商品は全部危険」というわけではありません。
実際、多くの商品は問題なく販売されていますし、日本でも利用者は増え続けています。
ただ、特に次のような商品については慎重に選ぶことをおすすめします。
レビューだけで判断せず、販売元や商品の説明、安全認証の有無なども確認しておくと安心です。
Temu最大の魅力は、やはり驚くほどの低価格です。
だからこそ、「少しくらい失敗してもいいかな」と気軽に購入してしまう人も少なくありません。
しかし今回の抜き打ち検査では、子ども用品から基準値を大きく超える有害物質が検出されるなど、見過ごせない問題も明らかになりました。
一方で、Temu自身も品質保証への大型投資や日本製品安全誓約への署名など、安全性向上へ向けた取り組みを進めています。
今後どこまで改善されるのかは引き続き注目したいところですね。
私たち消費者も、「安いから」という理由だけで選ぶのはやめましょう。
安全性や品質もしっかり確認しながら利用することが、安心して海外通販を楽しむコツではないでしょうか。
「安いからつい買っちゃう!」