Temuなど海外通販商品の安全性検査|2026年のソウル市・EUの発表と出典

出典確認・更新:2026年9月22日。ソウル市の検査結果の公表日を6月30日に訂正し、複数サイトを対象とした検査であることを明記しました。行政の発表、報道による補足、企業の自己申告を区別して掲載しています。

この記事でわかること↓

  • 2026年に公表された海外通販商品の安全性検査結果
  • 子ども用品から見つかった危険物質の内容
  • EUがTemuへ2億ユーロの制裁金を科した理由
  • 日本で始まった安全対策とTemuの改善状況
  • Temuを利用するときに気を付けたいポイント

「安いからつい買っちゃう!」

そんな人も多い海外通販サイト「Temu(テム)」。

私自身も価格を見るたびに「えっ、この値段でいいの?」と驚いてしまいますが、その一方で気になるのが”商品の安全性”です。

実は2026年、韓国・ソウル市が実施した抜き打ち検査で、Temuを含む海外通販サイトの商品から、安全基準を大きく超える有害物質や思わぬ危険性が見つかりました。

さらにEUではTemuに2億ユーロもの制裁金が科されるなど、世界各国で安全対策が大きな課題となっています。

今回は、2026年最新の抜き打ち検査の結果と、日本での動きについてわかりやすくまとめました。

ソウル市の抜き打ち検査で判明した衝撃の結果

韓国・ソウル市は2026年6月30日、海外通販サイトで販売されている子ども向け商品21点の安全性検査結果を公表しました。

対象はTemuだけではなく、SHEIN・AliExpressなどを含む複数の通販サイトの商品です。

出典:ソウル市の発表(2026年6月30日・韓国語)。

その結果、5製品が韓国の安全基準を満たしていないことが判明しています。

これは検査対象21点のうち5点という結果であり、Temuの商品全体の不適合率を示すものではありません。

販売サイト別の内訳を確認せずに、すべてをTemuの商品とみなすことはできません。

子ども用の靴から基準値284倍の有害物質

特に驚いたのが子ども用の靴です。

安全基準に適合しなかった子ども用の靴3製品のうち2製品から、「フタル酸系可塑剤」が検出されました。

毎日経済新聞の報道では、韓国の基準値に対して最大284.6倍とされています。

補足出典:毎日経済新聞(2026年6月30日、英語翻訳版)。

この数値を日本の基準値と混同しないよう注意が必要です。

フタル酸系可塑剤はプラスチックを柔らかくするために使われる物質。

物質の種類や含有量と、実際の使用で受ける影響は区別して考える必要があります。

本記事は個別商品の健康影響を判定するものではありません。

もちろん、「検出=すぐ健康被害が起きる」というわけではありません。

ただ、小さな子どもが日常的に使う製品だからこそ、こうした結果は気になりますよね。

別の子ども用の靴では、36か月未満向けの製品に使用できない小部品8個が確認されたと報じられています。

おもちゃや帽子にも問題が…

靴だけではありませんでした。

検査では、

  • シャボン玉のおもちゃは落下すると鋭利な破片が発生
  • 子ども用帽子1点はpH8.2で、検査の基準範囲(4.0~7.5)を外れていた

といった問題も確認されています。

子ども向けの商品は「安いから」で選ぶのではなく、安全基準を満たしているかも大切なんだと改めて感じさせられる結果でした。

ソウル市は、これらの商品について各通販サイトへ販売停止を要請しています。

EUでは2億ユーロの制裁金

Temuへの厳しい目は韓国だけではありません。

欧州委員会は2026年5月28日、デジタルサービス法(DSA)に基づきTemuに2億ユーロの制裁金を科したと発表しました。

出典:欧州委員会(2026年5月28日)。

理由は、違法商品の流通と消費者への影響について、システミックリスクの特定・分析・評価が不十分だったと判断されたためです。

EUの調査では、

  • 一部の充電器が電気安全基準を満たしていない
  • 乳幼児向け玩具にも基準違反の商品が見つかった
  • Temuが提出したリスク評価が自社サイトの実態を十分反映していなかった

などが問題視されました。

価格だけでなく、安全管理体制そのものが問われた形となっています。

日本では改善へ向けた動きも

一方、日本では少し前向きな動きも見られます。

消費者庁の資料によると、Temuを運営するWhaleco Japan株式会社は2026年1月30日付で「製品安全誓約(日本国)」の署名事業者に加わりました。

出典:消費者庁・製品安全誓約の取組結果(2026年3月公表、PDF)。

署名は、個々の商品について国が安全性を認証したという意味ではありません。

Temuの2026年2月11日付の発表では、2025年にコンプライアンス・製品安全・品質管理へ約1億米ドルを投資し、2026年はその倍額とする計画を示しています。

出典:Temuの企業発表(PR Newswire掲載)。

これは企業側が公表した計画であり、投資の完了や安全性改善の効果を独立に確認したものではありません。

販売商品の審査体制や品質管理を強化し、安全性向上へ取り組む姿勢を示しています。

もちろん、投資したからすぐにすべての問題が解決するわけではありません。

ですが、これまで各国から指摘を受けた課題を改善しようとしている点は、ひとつの前向きな変化と言えるでしょう。

Temuを利用するときに気を付けたいこと

今回の検査結果を見ると、「Temuの商品は全部危険」というわけではありません。

一方で、今回の限られた検査だけから、ほかの商品が安全だと判断することもできません。

ただ、特に次のような商品については慎重に選ぶことをおすすめします。

  • 子ども用品
  • 赤ちゃん向け商品
  • 口に入れる可能性がある製品
  • 電気製品や充電器
  • 身につけるアクセサリーや衣類

レビューだけで判断せず、販売元や商品の説明、安全認証の有無なども確認しておくと安心です。

まとめ:検査対象と出典を確認して判断する

Temu最大の魅力は、やはり驚くほどの低価格です。

だからこそ、「少しくらい失敗してもいいかな」と気軽に購入してしまう人も少なくありません。

しかし今回の抜き打ち検査では、子ども用品から基準値を大きく超える有害物質が検出されるなど、見過ごせない問題も明らかになりました。

一方で、Temu自身も品質保証への大型投資や日本製品安全誓約への署名など、安全性向上へ向けた取り組みを進めています。

今後どこまで改善されるのかは引き続き注目したいところですね。

私たち消費者も、「安いから」という理由だけで選ぶのはやめましょう。

安全性や品質もしっかり確認しながら利用することが、安心して海外通販を楽しむコツではないでしょうか。

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寒咲

コスメやスキンケアが大好きな33歳。 ポイ活してスキンケアにつぎ込んでいます! 格安ショッピングサイト:4割:コスメ:4割:その他2割くらいで気になったことを徹底的に調べて解説しています。