おみくじに「あせるべからず」と書かれていて、「焦らないって、ただ待っていればいいの?」と迷っていませんか。
「べからず」という少し古い言葉も、ふだんの会話ではあまり使いませんよね。
今回は、この言葉の意味と「待て」との違いを整理します。
恋愛や仕事で気になることがあるときに、何を止めて、何を続けるかを考える参考にしてみてください♪
「あせるべからず」の意味を、言葉から読み解く
「べからず」は、禁止を表すことがある言い方
デジタル大辞泉では、「べからず」には文末で「してはいけない」「するな」と禁止を表す用法があると説明されています。
「あせるべからず」の場合は、焦ることを戒める言い方として整理できます。
「べからず」は、文脈によって不可能などを表す用法もあります。
どんな文章でも同じ訳を機械的に当てるのではなく、前に来る言葉と、文章全体を一緒に読むことが大切です。
禁止されているのは、焦ること?行動すること?
「あせるべからず」の前にある動作は、焦ることです。
したがって、この一文だけを「仕事をするな」「連絡を取るな」「願いを諦めよ」と変えると、書かれていない意味まで足すことになります。
もちろん、ほかに「今は進むな」などの言葉が続く場合は、その部分も含めて読んでください。
焦らないことと、必要なことを放置することは別です。
おみくじの短い文言を理由に、締め切りや約束を忘れないようにしたいですね。
「待て・時を待て・急ぐな」とはどう違う?
似た言葉も、どの部分に注目しているかを分けると読みやすくなります。
下の表は、言葉としての違いを整理したものです。
| 表現 | 読み方の中心 | この一文だけでは決まらないこと |
|---|---|---|
| あせるべからず/あせるな | 焦ることを戒める | すべての行動を止める必要があるか |
| 急ぐな | 急いで進めることを戒める | 何をどのくらい遅らせるか |
| 待て/時を待て | 待つこと、時機を待つことを促す | 具体的な待機期間や日付 |
| 進むな | 進むことを止めるよう促す | どの対象についての文か |
「焦らなければ必ず叶う」とは書かれていない
焦らないように、とあると「落ち着けば成功するんだ」と期待したくなるかもしれません。
けれど、助言を守ることと、望んだ結果が保証されることは、同じではありません。
「あせるな、やがて叶う」のように続くなら、全文の内容を読むことになります。
一方で、「あせるべからず」だけから、成就する日付や成功率を作ることはできません。
どの欄に書かれていたかも確認する
願望、商売、恋愛など、項目がある場合は、その対象についての言葉として読んでみましょう。
ある欄にあった助言を、生活すべてに広げると、必要以上に動きづらくなってしまいます。
恋愛・仕事・願い事に重ねて読む例
ここからは、日常で受け止める例を紹介します。
神社・寺院による正式な文言解説や、結果を変える方法ではありません。
自分の状況に合う部分だけ、参考にしてみてください。
恋愛:相手の返事を急がせていないか振り返る
連絡を待っていると、何度も画面を見てしまうこともありますよね。
焦る気持ちがあるときは、相手に返事を求める回数や、言い方を振り返るきっかけにできます。
「あせるべからず」を理由に、相手の本心を推測し続ける必要はありません。
相手の言葉や意思を尊重することは、おみくじの内容と別に大切にしたいところです。
仕事:確認を省くことと、早く終えることを分ける
締め切りがある仕事なら、ただ遅くすればよいという話にはなりません。
予定を整理し、分からない点を確認してから進めるなど、必要な手順を落ち着いて続ける読み方ができます。
- 今日することと、返事を待つことを分ける
- 確認が必要な点を、一度に書き出す
- 期限や約束は、実際の案内に沿って確認する
願い事:結果を急ぐことと、準備を進めることを分ける
早く叶ってほしい願いがあるなら、結果を待つ時間と、自分が準備できることを分けてみましょう。
結果が出る日を繰り返し予想するより、今できる小さな作業を一つ選ぶ方法があります。
「あせるべからず」で気になる疑問とまとめ
いつまで焦らず待てばいい?
日付や期間が書かれていなければ、何日・何か月という答えは出せません。
現実の返事の期限や予定がある場合は、それを確認したうえで、必要な相談や準備を進めましょう。
同じ言葉が何度も出るのは、特別な意味?
同じ言葉を見たことだけで、特別な出来事が起こると確定することはできません。
気になった文章を読み返し、今の自分が何を急いでいたのかを考える材料にする方法があります。
焦ってしまったら、運勢が悪くなる?
気持ちが焦ったというだけで、運勢や結果が変わったと判断することはできません。
読み方に迷うときは、授与元の説明を確認してください。
神社本庁も、内容を生活の指針として読み返すことを大切にしています。
「あせるべからず」は、焦る気持ちに気付いて、進め方を振り返るきっかけとして受け止めてみましょう。
何もせずに待つという一つの答えにせず、今の自分に必要なことを落ち着いて整理したいですね♪
関連記事: おみくじの恋愛とは?待ち人・縁談との違いと「良し・誠意を尽くせ」の読み方


