おみくじに「走り人」と書かれていると、「走っている人?」「待ち人と同じかな?」と首をかしげてしまいますよね。
ふだんあまり使わない言葉なので、短い説明だけでは対象をつかみにくいと思います。
今回は、古い言葉の使われ方を手がかりに、走り人・失せ物・待ち人を読み分けます。
紙に書かれていることと、自分の想像を分けながら確認してみましょう♪
小学館の精選版日本国語大辞典「走」では、「はしり」に出奔や逃亡を表す用法が載っています。
また、平凡社の世界大百科事典「家出」には、近世の家出人を「走り人」と呼ぶ記述があります。
こうした使われ方を手がかりにすると、単に足の速い人の話と読むより、もとの居場所を離れた人に関する文章として考えやすくなります。
ただし、これは語義と歴史的用法を参考にした整理で、すべてのおみくじの正式な解説を代わりに示すものではありません。
「戻る」「帰る」「尋ねる」など、何についての動作が書かれているかを確認しましょう。
ふりがなや現代語の説明がある場合は、この記事の一般的な整理より、授与元の説明を先に読んでください。
| 表現 | 対象を整理する手がかり | 混同しないこと |
|---|---|---|
| 走り人 | 居場所を離れた人に関わる古い表現として確認 | 将来去る人の予告と決めない |
| 失せ物 | なくした物・探し物について確認 | 人と物を同じにしない |
| 待ち人 | 待っている人について全文を確認 | 必ず恋人のことと決めない |
人の帰りに関わる言葉を読むと、連絡を待つ相手や別れた相手を思い浮かべることもありますよね。
それでも、特定の相手の気持ちや、復縁の結果をおみくじから確定することはできません。
相手の意思や、実際に交わした言葉と分けて考えましょう。
昔の生活に関わる言葉が、今の自分の状況にぴったり合うとは限りません。
何か不安な人物を作り上げるより、今の自分に当てはまらない欄として読み、ほかの助言に目を向ける方法もあります。
以下は、それらの言葉が実際に書かれている場合の読み分け例です。
どんなおみくじにも同じ文言があるという意味ではありません。
| 文言 | 言葉としての意味 | 付け足さないこと |
|---|---|---|
| 帰る/戻る | 帰ってくる・戻ることを表す | 特定の人物や日付 |
| 遅い/遅し | 遅いという表現 | 何日・何か月という期間 |
| 帰らず | 帰らないという表現 | その人に起こる災難の断定 |
「帰る」の後に条件があるなら、前半だけを選ばないようにしましょう。
言葉の対象、動作、時期や条件の三つを分けると、どこが気になっているのか整理しやすくなります。
この文章は、おみくじにある古い言葉の読みものです。
実際に連絡が取れない人の安全が心配な場合は、おみくじの結果を待つ判断材料にせず、家族や警察など状況に応じた窓口に相談してください。
欄の名前があることと、今後自分の周囲に起こる出来事が決まったことは同じではありません。
名称だけで怖くなったときは、どんな説明が付いているのかを確認しましょう。
対象が同じと決まったわけではないので、二つの文を一つの人物の未来にまとめないようにしてください。
それぞれの欄の文章を、別々に確かめるのが先です。
走り人で迷ったら、古い用法と授与元の説明を確かめ、身近な人の未来へ急いで結び付けないことを意識してみてください。
知らない言葉を一つずつほどくと、おみくじも読みやすくなります♪
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